明と暗 《平成29年2月上旬》 |
今回は珍しく車両が主役の作品です。
と言っても至極普通の編成写真などは、作品としての絵心を微塵も感じません。
反対に車両好きの「鉄ちゃん」にとっては、当サイトの様な作品には共感しないのでしょうが・・・ 何はともあれ何となく、軽いノリで新幹線の作品を撮ってみました。 新たに出来た路線に比べればそれでもまだ撮りやすいのでしょうが、年を追うごとに無秩序に増設されてゆく醜い柵や塀だらけの、近年は監視カメラで厳重警戒の、まるで軍事施設かと見紛うあの雰囲気がいただけません。 これは「撮り鉄」にとっても受難の施設。 ある程度の割り切りが必要! 足場はいくらでもある極普通の跨線橋上から金網越し。 実際は線路周りのごちゃごちゃ汚い情景を超望遠で大胆にカット。 あとは高速で接近する被写体を見定めて・・・ なんてね。 普段このような高速の被写体を間近に撮影していないものだから、どうにも反射神経が追いつきません! 撮影機材も解像度重視の連写は不向きな機種。 比較的頻繁にやって来る東海道新幹線ですが、あまり悠長に構えていては光線の角度がどうなるか不安。 何本か失敗を重ね、微妙な画角変更を繰り返してはまた失敗。 どうにも「これ」といった手応えを得られず撮り続けているうち、たま〜にやって来る700系でたまたま「ちょっといいかも?」に遭遇。 当初はN700系が目当てだったのだけれど、これはこれで絵になるな〜 その後の数本も会心作には遠く及ばず、諦めが肝心と一時間ほどで撮影終了にしました。 帰宅後編集ソフトにて、明部と暗部が更に強調される様に設定を微修正。 それでも黒つぶれや白飛びはほとんどないのがミソです! 唯一不満な左上の日向の部分は、無ければ無いほうが良いと思うのだけれど、そういう切り貼り編集はしないのがモットー。 次回以降の宿題と相成りました。 |